IT業界の発展とスマートフォンの普及に伴い、ゲーム業界も大きくなっています。
簡単に楽しめるゲームが増えたことにより、ゲームをより身近に感じられるようになっているのです。
ゲームを身近に感じることにより、ゲームをプレイするだけではなくゲームを開発したいという気持ちが出てくるケースがあるかもしれません。
ここでは、未経験からゲーム業界への転職の際に必要なこととゲーム業界に向いている人について説明していきます。
ゲーム業界への転職を考えている場合は、こちらを1つの資料として使ってください。
ゲーム業界に興味がある人は多い
ゲーム業界は世界的にも有名な企業が多く、またスマートフォンでも手軽にゲームができる環境になったこともあり、興味を持っている人は多いです。
学生の就職希望者も増えており、就職するための難易度が高い業界の1つとなっています。
eスポーツの普及やゲーム実況をする人が出てくるなどユーザーが増えており、業界の規模は大きくなり続けています。
国内だけではなく海外展開している企業も多くなっているため、ゲーム業界は世界的に高い関心を集めているのです。
ゲーム業界に興味を持っている人は多いですが、これからも興味を持つ人が増える可能性を秘めています。
未経験でもゲーム業界に転職できる?
結論からいうと未経験でもゲーム業界に転職することは可能です。
応募したい職種によっては、学校などでスキルを身につける・ポートフォリオの提出などハードルが上がることがあります。
しかし、ソーシャルゲームを提供する企業が増えてきたことにより、ある程度のプログラミング技術を持っていれば応募がしやすくなっています。
ゲーム業界にこだわりを持たない場合には、未経験からの転職が大きなハンデにはならないかもしれません。
ゲーム業界でも、アーケードゲーム業界やコンシューマーゲーム業界などいくつかの業界に分かれます。
どの種類のゲーム業界なら転職ができる可能性が高いか・長く務めることができそうかなど、事前に検討しておくのが必要です。
下記リンクから、ゲーム業界で働くための応募条件やあなたと企業との求人マッチ率を確認することができます。業務内容などをチェックしてみてください。
未経験からゲーム業界への転職の際に必要なこと
未経験からゲーム業界へ転職するには、それまでの業務で培った経験やプログラミングの知識・スキルがあれば、叶えられる可能性が出てきます。
一方知識やスキルがなければ、書類選考の段階で落選する可能性が高いです。
プログラミング技術があれば、ゲーム業界が未経験でもゲーム業界への転職は有利になります。
ゲーム業界へ転職する際に必要なことは何かを説明しますので、参考にしてください。
ゲーム業界で活かせるスキルや強みを見つける
ゲーム業界で活かせる前職の経験やスキルは多くあるので、全く関係ない業界だからといってあきらめるのはもったいないです。
例えば、どんな業界でもアルバイトスタッフの管理やマネジメント業務がありますが、ゲーム業界でも必要になるスキルです。
その他、女性のみの商品や男性のみの商品を扱った経験があれば、女性向け・男性向けのゲームを制作している企業に転職すると行動心理に関する知識を活かすことができます。
経験したことを1度棚卸してみることをおすすめします。
転職しやすい職種を選ぶ
ゲーム業界といっても多くの職種に分かれているため、未経験でも応募ができる職種を選ぶのもひとつの手です。
詳しくは下記で述べますが、ゲームプログラマー・ゲームプランナー・デバッガーという職種が特に可能性があります。
ディレクターなどの職種もありますが、プランナー業務の経験がなければ厳しいので、転職できる可能性が高い職種を選ぶことが大切です。
アルバイトや派遣社員から始める
転職してすぐ正社員という条件がなかなかない場合は、アルバイトや派遣社員として働きはじめるという方法があります。
それまで正社員として働いていたときと比べると収入は下がるケースが多いです。
しかしスキルや頑張りが認められると正社員に登用という形もあるので、まずはアルバイトや派遣社員という形から始めてみるのもおすすめです。
ゲーム業界未経験の人が目指しやすい職種は?
1つのゲームを作るには、多くの専門職種が携わります。
大きく分けるとプロデューサー・ディレクター・デザイナー・デバッガー・ゲームプランナー・ゲームプログラマーとこれだけの職種の人が関わるのです。
プロジェクトチームを組み、協力しながら企画から制作・開発を進めていくのですが、上記の職種の中でゲーム業界未経験の人が目指しやすい職種は何かを説明します。
デバッガー
デバッガーの主な役割はゲームの品質チェックです。できあがったゲームがエラーやバグなどが起きずに、正常に動くかを確認します。
確認の仕方は、不具合がどこでどのくらいの頻度で起こるのかを実際にゲームをプレイすることによりチェックします。
デバッガーは、実際にプレイするユーザーの視点に立つことが必要であり、いくつもあるチェックポイントを1つ1つチェックしていくのが仕事です。
ゲームプランナー
ゲームプランナーの業務は、ゲームの企画や構成を考えることがメイン業務です。
その他、ゲームのストーリーやキャラクター・全体の世界観などの考案も行い、マーケティング戦略を練ることにも携わるため仕事範囲は広いです。
また、ソーシャルゲームの場合は、リリース後のイベントやキャンペーンなどの企画立案もゲームプランナーの業務となります。
1つのゲームで全体的に関わることになるため責任は大きいですが、その分大きなやりがいを感じられます。
ゲームプログラマー
ゲームプログラマーの業務は、ユーザー画面の設計やサーバー構築などプログラミングが主な仕事です。
プログラミング言語を使えることが求められ、ゲーム開発で使われる言語はJavaScriptやC言語・PHPであり、幅広く使いこなせるスキルが必要となります。
ユーザー画面の設計や実装、更新に伴うデータ量増加に応じてインフラを構築するなど、その分野専門のプログラマーと手分けして進めていきます。
業界未経験の人におすすめの企業の特徴
「ゲームを作りたいと思っていても、ゲーム業界で働いたことがないから無理かも」と感じているかもしれません。
しかし、ゲームアプリやソーシャルゲームなど多種多様のゲームが世に出ていることから、需要がさらに大きくなる可能性は十分あります。
ゲーム業界未経験の人がゲーム開発に携わるにはどのような方法があるのかを説明していきます。
スマートフォンアプリ開発を行っている
スマートフォンでゲームができるようになり、電車などでの移動時間でもゲームをすることが容易となっています。
そのためゲーム需要が高まっており、スマートフォンアプリ開発に力を入れる企業が増えてきています。
ゲーム業界が未経験でもプログラミングスキルがあれば、アプリ開発を通じてゲーム業界に携わることが可能です。
iPhoneとAndroidで使う言語が異なるため、言語の知識とスキルを多く持っていると仕事の幅は広がります。
ゲームを作りたいと考えている場合は、スマートフォンアプリ開発を行っている企業を狙うことも1つの方法です。
ソーシャルゲーム開発を行っている
ソーシャルゲームがどんどん世に出てきており、ゲーム業界は人手不足となっている背景から、ゲーム業界未経験でも転職して活躍している人が増えています。
異業種で培った経験や知識をゲーム業界でも活かせると考える企業も増えているので、チャンスはあります。
一方ハード型ゲームを扱う企業は業界の経験者を採用するケースが大半であるため、ソーシャルゲームを扱う企業を狙うことがおすすめです。
ゲーム業界に向いているのはどんな人?
ゲーム業界で働くにあたって知識やスキルが必要なのはもちろんですが、パソコン画面と1対1で長時間向き合える体力など、なくてはならないものが多くあります。
ゲーム業界で活躍するには、どのような性格を持っている人が活躍できるのかを3つに分けて説明していきます。
モノ作りが好きな人
「ゲームが好きだからゲームを作りたい」という気持ちだけでは、ゲームの開発業務ではつまずく可能性があります。
ゲームを作ることは、プラモデルをつくることと一緒です。
モノ作りが好き・自分が手掛けたものを多くの人に見てもらいたいという人でなければ、仕事にするのは難しいかもしれません。
ゲーム業界への転職を検討している場合は、ゲームをプレイすることが好きなのか、ゲームを本気で作ってみたいのかを改めて考えてみる必要があります。
細部にこだわる人
ゲームユーザーの満足感を得るためには、世界観やキャラクターからゲーム内の音楽まで、こだわりを持たなければなりません。
この部分で手を抜いてしまうと、そのゲームの評価だけではなく会社自体の評価にまで及ぶ可能性があるからです。
ゲーム構築段階で、完璧にプログラムを作り上げたとしても、テストの段階でエラーなどが発生することがあります。
どんな小さなエラーもユーザーは見逃してくれません。細部までこだわることができる根気強さがゲーム業界で活躍するための条件ともいえます。
知的好奇心が旺盛な人
ゲーム開発だけではなくITに関わる業界の進化は早いので、自分の持っている知識や技術のアップデートが求められます。
人気があるゲームは、新シリーズが出たとしても人気が落ちることはありません。それは、ユーザーが求めているものを提供しているからです。
新しいものを常に提供し続ける必要があるため、先を見続ける・新しいものを求め続ける気持ちを持っている人が、この業界に向いています。
ゲーム業界に向いているかどうか知りたいなら
ゲーム業界に向いているかどうかの判断は、自分ではなかなかできないかもしれません。
ゲーム業界で働くにあたり必要なのは、スキルの他に新しい技術を学び続けることができるか・長時間パソコンと向き合えるか、といった体力や精神力です。
ゲームをプレイするのではなくゲームを作る側になるので、実際にゲーム開発をしているイメージをしてみることが大切です。
自分だけではわからない場合は、第三者に意見を求めるやり方もありますので、客観的に向いているかどうかがわかる判断材料を増やしてみると良いでしょう。
下記のリンクからゲーム業界で働く場合のあなたと企業の求人マッチ率をチェックすることができます。
ゲーム業界は未経験からの活躍が期待できる
ゲーム業界はこれからも大きくなる見込みがあり、業界未経験でもスキルがあれば活躍できる可能性が高いです。
実際異業種からゲーム業界に入り活躍している人はすでに大勢いるため、未経験でも活躍できるということが証明されています。
業界全体で異業種での経験を求めているケースも多く、活躍できる幅が広がっているため、ゲーム業界の転職は決して高いハードルではないのです。
ゲーム業界の人気企業一覧
GeeklyReviewでは、ゲーム業界未経験者に人気の企業一覧を見ることができます。
この記事の監修者

ギークリーメディア編集部
主にIT・Web・ゲーム業界の転職事情に関する有益な情報を発信するメディアの編集部です。転職者であれば転職市場や選考での対策、企業の採用担当者様であればIT人材の流れ等、「IT業界に携わる転職・採用」の事情を提供していきます。