ゲームが好きな方なら、1度はゲームに関わる仕事がしたいと考えたことがあるのではないでしょうか。

ゲームプログラマーはゲーム開発に携わる職業の1つで、憧れている方も少なくありません。そんな憧れの職業で気になるのは収入面です。

今回は、ゲームプログラマーの年収事情や魅力・やりがいについてまとめていきます。

どのような方がゲームプログラマーに向いているのかも紹介しているため、ぜひ参考にしてみて下さい。

需要が高まるゲームプログラマー


これまでゲームといえば、コンシューマーゲーム(家庭用ゲーム)が主流で、ゲームプログラマーの仕事も家庭用ゲーム向けの開発がメインでした。

コンシューマーゲームを開発する企業は大企業が多く、待遇がよいこともあり志望者が多く入社するためのハードルが高いです。

ただ、近年ではスマホのゲームアプリが普及しています。アプリゲームを開発する企業は市場規模を拡大させているため、募集も多いです。

ゲーム業界は全体的に人材不足です。ゲームの開発には多くのスタッフが必要なため、その開発を担うゲームプログラマーも多数必要とされています。

以上のことから、ゲームプログラマーは現在も需要が高まっており、今後も需要がなくなる心配はないといえます。

ゲームプログラマーの魅力


ゲームが好きな方にとってゲームプログラマーは憧れる職業ですが、一方で「きつい」「忙しい」という声もあります。

しかし、ゲームプログラマーは仕事がきつくても、それを上回るくらいやりがいがあって楽しいことも多いです。

ゲームプログラマーが感じる方が多い魅力は下記の3つになります。

・好きなことを仕事にできる

・最新技術にいち早く触れられる

・貴重な専門スキルを学べる

たとえば、ゲームプログラマーとしての道に進む方はゲームが好きな方が多いです。好きなことを仕事にできるのは1番の魅力といえます。

好きなことに携われるなら、仕事へのモチベーションも維持しやすいです。モチベーションを上げながら情熱をもって仕事に取り組めます。

また、目まぐるしく進化するゲーム業界の技術にいち早く触れられ、スキルを学ぶことができるのもゲームプログラマーの魅力です。

ゲームプログラマーとして開発に携わることで、専門学校や独学では身につけられない貴重な専門スキルを身につけることができるのも魅力といえます。

ゲームプログラマーとして働くメリット


ゲームプログラマーとして働くことは、ゲームが好きな方にとっては魅力的ですが、実際に働いている方はどのようなメリットを感じているのでしょうか。

ゲームプログラマーとして働くメリットをみていきましょう。

自分のこだわりを活かしたプログラムを作れる


ゲームプログラムは製作者の個性やこだわりが多く入る部分があります。つまり、ゲームプログラマーは自分の理想とするプログラムが作れるということです。

プログラマーとして技術力がある方にとって、ゲームは自身のこだわりを活かしたプログラムが作れる場所といえます。

工夫を凝らしたプログラミングで、ゲームがイメージ通りに動くと満足感も大きいです。満足感が得られれば、ゲームプログラマーとしてやりがいもできます。

作品を作り上げる達成感を味わえる

ゲーム開発には多くの時間が必要です。開発が全て順調に進むとは限りません。納期が迫れば休みなく仕事をしなければいけない場合もあります。

ゲームプログラマーは納期に追われたときでも、プログラム上のミスがでないように細心の注意を払わなければいけません。

ミスがあればすぐに修正し、場合によっては残業をすることもあります。

そうした苦労の末に開発したゲームが完成した際は、大きな達成感が味わえるものです。

苦労して手に入れた達成感は次の仕事へのやる気にもつながるため、ゲームプログラマーのメリットといえます。

ユーザーからの評価が得られる

ゲームプログラマーにとって自分の関わったゲームが多くのユーザーに遊んでもらえることは楽しみの1つです。

「おもしろかった」などユーザーからのよい反応がみられると、そのゲームに携わった自分を誇りに思うことができ、自己肯定感のアップにつながります。

自分が作ったものがヒットして多くの方に喜んでもらうことは、やりがいも生まれ仕事も楽しくなるものです。

ゲームプログラマーの気になる年収事情


ある統計データによると、ゲームプログラマーの収入は正社員の年収が平均490万円、派遣社員で時給が2,502円となっています。

正社員の年収としてみると、日本の平均よりも高めの金額です。派遣社員の時給も一般的にみると高めといえます。

ゲームプログラマーは専門性が高い職業のため、年収は高い傾向です。

もちろん、かけだしのゲームプログラマーだと年収は低くなりますが、経験を積みスキルのある方であれば年収700万円以上も不可能ではありません

企業の規模によっても収入は異なり、大手ゲームメーカーのゲームプログラマーとなると、ヒット作品に携わっている場合はボーナスがでることもあります。

有名なゲーム会社であれば、平均年収も大きく上回る可能性が高いです。小さい企業で実績を積み、大手に転職する方も少なくありません。

また、アプリゲームなどはバージョンアップを重ねるため、その都度収入が上乗せされることもあります。

GeeklyReviewでは、年収・給与ランキングをみることができるため、ぜひ参考にしてみて下さい。

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ゲームプログラマーが年収をアップさせる方法


ゲームプログラマーの年収は、その方のスキルや働いている企業・職種で異なるものです。希望通りかそれ以上の年収を得るためにはどうしたらよいのでしょうか。

ここからはゲームプログラマーが年収をあげる方法を紹介します。

年収が高い企業へ転職する

上記でも記述していますが、ゲームプログラマーの年収は働いている企業によっても異なるものです。職場によって残業代の割合も変わります。

小さめの企業で収入が上がらない場合は、年収の高い企業への転職も検討しましょう。大手企業に転職ができれば、収入だけでなくスキルアップにもつながります。

ただ、大きい企業になるほど実力が必要です。まずは、未経験でも募集をしている企業である程度経験を積み、ゲームプログラマーとしての実績を作っておきましょう。

マネージャーなどの経験を積む


ゲームプログラマーとしてある程度経験を積んだら、マネージャーなどゲーム開発をするうえでのトップの役割をもてるようにしてみて下さい。

マネージャーになると通常のゲームプログラマーで仕事をするよりも、実力が必要で責任も大きくなりますが、確実に年収は上がります。

大手企業などはマネージャー経験者を求めているところも多いです。マネージャーの仕事を経験しておくことで、転職の際にも有利に働きます。

ソーシャルゲーム業界へ転職する


近年では家庭用ゲーム機を作るコンシューマーゲームの業界よりも、アプリゲームを作るソーシャルゲーム業界のほうが、平均年収が高い傾向です。

コンシューマーゲームは発売後に手を加えることは少ないため、ヒットを出し続ける作品でなければ、それ以上の収入はない可能性があります。

しかし、ソーシャルゲームはリリースをして終わりではありません。アップデートを重ねて改良を繰り返していきます

改良をしたことで利益が増えれば、そのぶん還元されることも多いです。

年収アップを考えるなら、コンシューマーゲーム業界よりもソーシャルゲーム業界に転職をしてしまうのも1つの方法といえます。

ゲームプログラマーに向いている人の特徴


どのような仕事にも向き不向きがあるものです。ゲームプログラマーも例外ではありません。ゲームプログラマーに向いているのはどのような方なのでしょうか。

ゲームプログラマーに向いている方の特徴をみていきましょう。

ゲームが好き


ゲームプログラマーになるのなら、ゲーム好きであることは重要なポイントで1番必要な要素といえます。

おもしろいゲームを作るためには、ゲームに興味がない方では難しいです。ゲーム好きな方なら、楽しいゲームのイメージもしやすく快適な動作やシステムを考えられます。

好きという気持ちはモチベーションの維持にもつながるため、ゲームプログラマーはゲーム好きであることが大前提です。

体力・忍耐力がある

ゲーム開発には納期があります。納期が迫れば残業や休日出勤が続くなど、かなりハードな業務になる可能性が高いです。

バグやトラブルがあれば睡眠時間を削って対応することもあります。ハードな業務に耐えるためには体力が必要です。

また、ゲームプログラマーの仕事はコツコツとコードを書く地道な作業が多いため、地道な作業に耐えられる忍耐力も必要になります。

ゲームプログラマーはハードな業務と地道な作業、双方に耐えられる健康な心と体を維持することが重要です。

向上心がある

ゲーム業界は技術や開発手法などの移り変わりが激しい業界のため、そこに携わるゲームプログラマーは常に新しい知識を覚えていく必要があります。

最新技術を取り入れていかないとスムーズにいかない場合もあるのです。ゲームプログラマーは、常に向上心を持って自分の知識をアップデートしなければいけません。

技術や知識を習得するためには業務時間以外でも自主的に勉強を続ける必要があります。普段から新しい情報にアンテナを張ることができる好奇心も必要です。

向上心と好奇心が旺盛な方はゲームプログラマーに向いているといえます。

英語力・数学力がある

プログラミングのスキルや情報を調べる際の参考書やソースには英語で書かれているものも少なくありません。英語の文章が読めると理解も早くなります。

また、外国人の方の採用やオフショアの開発メンバーと連携してゲームを開発する機会もあるため、英語力がある方は重宝されやすいです。

プログラミングはコードだけでなく計算が必要になります。また、ゲームの動作は物理演算に関わるため、数学や物理の知識も必要です。

ゲームプログラマーの実情を詳しく知るなら口コミをチェックしよう


ゲームプログラマーの年収や働き方などの実情を詳しく知るには、実際にゲームプログラマーとして働いている方の声を聞くことが1番確実といえます。

知り合いにゲームプログラマーの方がいるなら、その方に聞いてもよいです。SNSで意見を集めることもできます。

企業の口コミでゲームプログラマーの書き込みをみるのもおすすめです。

GeeklyReviewでは、企業で働くゲームプログラマーの口コミが掲載されています。年収・給与ランキングも閲覧可能です。ぜひ、ご活用下さい。

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ゲームプログラマーの年収は経験を積むことでアップできる


ゲームプログラマーは就職したての駆け出しのころから高収入を得られるわけではありません。しかし、実績を積みスキルを身につけていくことで収入はあがります。

実力重視の世界にいるゲームプログラマーは、実力や経験次第で高い年収を得ることも十分にできる職業です。

ゲームがなくならない限りゲームプログラマーの需要がなくなる心配もありません。

ゲームプログラマーとして仕事を通してスキルを上げながら、より高い技術を身につけていくことで、年収アップを目指しましょう。

年収アップできる環境が整っているゲーム関連企業一覧

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