誰もが実は「年収がもう少し上がったら」と考えているのではないでしょうか。年収が増えると生活が楽になる、といった単純な理由だけではありません。

年収が上がるということは自分が世の中から評価されている証明だったり、自己実現ができたりしている証明になるからです。

年収を上げるためにはさまざまな方法が考えられますが、給与レベルの高い業界への転職が王道かもしれません。

IT業界は、自分の「年収を上げたい」という希望をかなえてくれる業界のひとつです。

年収を上げたいと悩んでいる人は多い


誰もが年収をもっと上げたいと悩んでいます。転職の理由で最も多いのは、やはり「もっと給料の良いところへ転職したい」です。

基本給が低い中小企業に勤めている人はもちろん、大企業に勤めて一見給料に満足しているように見える人も同じです。

年功序列で給料を低めに抑えられている、逆に実力主義の外資系に勤めているが思うように成果が上げられない、など理由はいろいろでしょう。

年収が上がるともっといろいろなことができる、家族が安心してくれるなど、いろいろな思いがあるはずです。

しかし何よりも、年収が自己の価値を測るものさしのひとつになっていることに、どれほどの人が気づいているでしょうか。

年収を上げる方法


年収を上げる方法は、下記のとおりいくつかあります。

いずれも慎重な準備自分自身への投資があらかじめ必要です。リスクの小さな方法もあれば、大きな方法もあります。

職場での出世・昇進


年収を上げる一番確実な方法は、現在働いている職場で昇進することです。特に管理職にまで出世したら、基本給がアップします。

ボーナスに対する影響も考慮すると、非役職者と管理職の差はさらに大きくなるはずです。

ただし、昇進・昇格の評価基準は企業によって異なります。

年功序列の傾向の強い企業だと、若手社員のときはどんなにがんばっても、それほど給与は上がりません。

しかし長い目で見た場合、そのような会社は長く勤務すればするほど年収が上がり、若いときのがんばりが報われます。

年功序列の会社に勤めている場合、給料が少ないという理由で簡単に転職の決心をするのは、良いことではありません。

しかしその一方、会社の雰囲気や上司との相性によってはご自分の能力が正しく評価されない場合もあるので、限界を見極める力も必要です。

たとえば同期入社の社員の昇進の状況と比較してご自分の昇進スピードが極端に遅い場合には、転職を考えた方が良いケースといえます。

■資格やスキルを身につける


仕事に必要な資格やスキルを身につけるのも年収を上げる方法として効果的です。

業務に必要な資格を取得した場合は、資格手当がもらえる会社も多いです。

たとえ月数千円の資格手当であっても、確実な年収アップにつながります。

勤めている会社に資格手当があるのか、あるとしたらどんな資格が対象か調べておくようにしましょう。

転職を考えている場合も、現場での実務経験に資格やスキルが加わると、大きなアピールポイントになるはずです。

■副業を始める


年収を上げるために、副業に挑戦するのも良い考えです。本業で月収を月1万円上げるより、副業で月1万円稼ぐ方が容易です。

勤務時間後に時間のゆとりがある方は、副業に挑戦してみる価値があります。副業にはいろいろな方法が考えられます。

会社の勤務時間外にコンビニなどでバイトをする方法が一番わかりやすいでしょう。

その他にも、ウェブライター・プログラマー・SEなどとして職場から帰った後、在宅で働く方法があります。

アフィリエイトを試してみるのも良いでしょう。

ただし、本業で勤めている会社が副業を認めているかどうか、就業規則を見て事前に確認しておく必要があります。副業を禁止する会社も多いです。

また副業による収入が年間20万円を超える場合には、確定申告が必要になるので注意してください。

また副業の収入が年間20万円以下であっても、住民税の申告は必要です。

起業や独立する


会社の環境や上司との人間関係の問題で良い評価を得られる見込みが全くないときには、思い切って独立してみるのも良いかもしれません。

居心地の悪い職場環境にがまんして働き続けるよりは、精神的にずっと楽になることができるはずです。

ただし独立は、ご自分にお金を生み出すのに十分な人脈や、売り物になる商品のあて特殊な技術がある場合に限ります。

売り物が何も無い場合は、司法書士・行政書士・社会保険労務士などの資格を取得して独立する方法もあります。いわゆる「士業」です。

ただしこの場合でも、お客がついて仕事が軌道に乗るまでは大変です。

起業や独立は成功すれば十分な収入をもたらしてくれますが、上手く行かなかった場合には、年収は大幅に下がってしまいます。

起業・独立する場合は、このリスクに注意しましょう。

平均年収の高い業界への転職


現在の職場でこれ以上年収を上げる方法が見つからない場合、転職してみるのもひとつの手段です。

そもそも現在働いている会社や業界の業績が悪ければ、年収が上がることは決してありません。

そのような場合、業績が良くて平均年収の高い業界に思い切って転職してみましょう。

新しい業界で、ご自分の能力やスキルを正当に評価してくれる会社に巡り会い、年収アップにつながったら大成功です。

年収が上がる人の特徴


年収が順調に増えている人は、そうでない人に比べてどこが違うのでしょうか。

ひとつは周囲とのコミュニケーションの取り方が優れていることです。

もうひとつは自己分析をしっかりと行っていて、自分自身の強みやアピールポイントをよく理解していることです。

コミュニケーション力がある


年収が高い人は、周囲としっかりコミュニケーションを取っています。

上司に対して報告・連絡・相談を欠かしません。上司の側でも安心して仕事が任せられると思っています。

就業時間以外でも出席するべきだと判断した飲み会や職場のレクリエーションには積極的に参加して、場を盛り上げる努力をしましょう。

周囲に媚びを売るような行動に出る必要はありませんが「彼(あるいは彼女)は仕事ができる」と思わせる必要があります。

自己分析がしっかりとできている


年収の高い人は、自分自身のことをよく知っています。現在の職場で活躍している人だけでなく、転職や独立に成功する人も同様です。

転職や独立にはスキルやキャリアの棚卸しと共に、自己分析がしっかりとできていることが大切です。

「仕事に何を求めるか」について、いろいろな角度から自分自身に問いかけてみましょう。転職の理由やキャリアプランなどが明確になります。

自己分析は、ただ自問自答しているだけではあまり効果がありません。必要に応じて転職エージェントの力を借りるようにしましょう。

するとどんな業界のどんな会社がご自分に適しているかという点が、自分自身の強みと弱みと共にはっきりします。

その結果ご自分に向いている会社へ応募して、業務経歴書や面接で的確な自己アピールを行なうことができ、転職に成功することが可能になります。

転職を検討している人は増えている


年収を上げる方法は上記のとおりいろいろありますが、最もポピュラーな方法は転職でしょう。

最初に述べたとおり、転職の理由として最も多いのが「もっと年収を上げたい」というものです。

転職して効率よく年収を上げるには、給与水準の高い業界に転職する・特別なスキルが求められる業界に転職するなどの方法があります。

GeeklyReviewにも、IT業界を中心に給与水準の高い会社の口コミがたくさん掲載されています。

平均給与の高いIT企業をチェック

平均年収の高い業界3選


転職で年収を上げるために最も良い方法は、平均年収の高い業界に転職することです。

もちろんそのような業界も会社によって給料の多い少ないはあります。

しかし平均年収が高いということは、その業界全体にそれだけの給与を払うだけの余裕がある、ということを意味しているのです。

ここでは平均年収の高い3つの業界を紹介します。

総合商社


総合商社の営業職の年収は、ほかの業界より高いです。大学卒の男性の平均賃金が約3億円といわれるのに対して、総合商社の場合は5億円前後です。

年収が高いひとつの理由は、総合商社のボーナスが高いことが関わっています。

また一定期間海外勤務がある可能性が高く、海外出張手当や海外赴任手当が年収を引き上げます。海外赴任は総合商社の社員にとって出世の足がかりです。

したがって手当てのおかげで年収が増えるだけでなく、生涯賃金の増加に大きな影響を与えます。

金融業界


銀行・証券会社に代表される金融業界も、年収が高い業界の代表といえます。

金融業界は参入障壁が高い上、メガバンクをはじめ大企業が多く経営が安定しているため、高い給与を払い続けることが可能です。

ただし金融業界は仕事もハードで多忙な業界です。

そのうえ大切な「お金」を扱う業界なので、優秀で真面目な人材に長く働いてもらうために十分な年収を保証している、といい換えることもできます。

IT業界


IT業界も平均年収が高い業界です。しかしこの業界にはさまざまな企業や職種があり、それぞれ給与水準は異なります。

おおざっぱにいうと、上流の工程に関わるほど年収が高くなります。

たとえば一番上流の工程を担当するITコンサルタントは、IT業界の中でも最も給与水準が高いです。

そのうえITコンサルタントの場合、年収の男女差が比較的少ないという特徴があります。性別に関係のない活躍ができるため、もっと女性に挑戦してもらいたい職業です。

IT業界の場合、現場でプログラマーやSEととして経験を積みながら、少しずつスキルアップする方法がおすすめです。

最終的にはプロジェクトマネージャーやコンサルタントといった上流の職種を目指すか、フリーランスとして独立をするのも良いでしょう。

年収もステップアップと共に上昇していきます。

ただし、キャリアの入口としていわゆる3次下請・4次下請の零細IT企業に入社するのはおすすめできません。

激務にもかかわらず薄給であることが多いからです。給与面でもキャリアの面でも問題があり過ぎます。

一方ITエンジニアとしての実力に自信がある方なら、成果主義の外資系企業に入社するのもおすすめです。

若くても1,000万円を超える年収を手にできるかもしれません。

IT業界は人材不足に苦しんでいる


IT業界は、慢性的な人材不足に悩んでいます。その最も大きな原因は、IT需要の増加・労働人口の減少・IT技術の急激な進展の3点です。

今日ではIT技術は私たちの生活に急速に入り込み、なくてはならない存在になっています。

そのためIT市場は拡大の一途を遂げており、新しいアプリを開発したり、既存のシステムを維持したりするITエンジニアの需要も増大中です。

それにもかかわらず、少子高齢化による労働人口の減少のせいか、若いITエンジニア候補生の数自体が減少しています。

特に、最先端の技術を扱うことができるエンジニアは決定的に不足しています。IT技術の進化のスピードは恐ろしく速いからです。

2022年現在でいえば、AI・IoT・ビッグデータなどを扱うことのできるITエンジニアは、どこのIT企業でも歓迎されるでしょう。

実際にIT業界の口コミをチェックしよう


IT業界は年収のレベルが全国平均よりも高く、プログラミングなどのスキルを持っていることが正当に評価される業界です。

情報処理技術者などIT関連の資格取得も実務に直接つながるうえ、ご自分のやる気のアピールにも役に立ちます。

このようにIT業界は転職に有利な業界だと考えられるのですが、本当のところはどうでしょうか。

GeeklyReviewならIT業界への転職者の口コミと共に、各企業の年収や給与を確認できます。本当の意味で働きやすい企業が見つかります。

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年収を上げて理想のキャリアプランを構築しよう!


年収を上げることは、生活が楽になったり好きなものが買えるようになったりするだけではありません。

年収アップは自己実現やキャリアアップの象徴です。

仕事のスキルが向上すれば、稼ぐための選択肢が増えて年収は自然に増加します。特にIT業界は、このような年収の好循環が起こりやすい業界です。

転職市場においてもご自分の価値を認めてくれる会社が増えるかもしれません。

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