ゲームクリエイターの平均年収はいくらぐらいなのでしょうか。ゲームクリエイターになれば自分の好きなゲームを作ることができます。

魅力の多い仕事なので、目指している人も多いでしょう。しかし、気になるのがゲームクリエイターの平均年収です。

また、「漠然とは知っているものの、どんな業界なのかもよく分からない」、そんな人もいるでしょう。

ゲームクリエイターの平均年収とあわせて、ゲーム業界の特徴をみていきます。年収をアップさせるための方法と今後必要なスキルも一緒にみていきましょう。

ゲームクリエイターは実力主義の業界


ゲームクリエイター業界は実力主義の世界だといわれています。年齢や経験は関係なく、実力があれば役職について高収入を得ることも可能です。

他の業界と同じく、経歴や経験も重視されます。しかし高卒で入社1年目の若手だったとしても、ヒット作を作ることができれば一気に上へ行けるのです。

それがゲームクリエイターの世界です。年齢による上下関係もなく実力だけで勝負できるゲームクリエイターの仕事は、とてもやりがいがあります。

ゲームクリエイターの職種と年収相場


ゲームクリエイターはゲームの制作に携わっている人すべてを指す言葉です。その職種は、大きく以下の4つの職種に分けることができます。

  • プログラマー
  • プロデューサー・ディレクター
  • プランナー・デザイナー
  • シナリオライター・サウンドクリエイター

仕事内容はもちろん、年収も職種によって異なります。それぞれの職種ごとに、年収相場をみていきましょう。

プログラマー

プログラマーはゲームのプログラミングを行う職種です。ディレクターが作成した仕様書をもとに、ゲームが動くようにプログラミングをします。

プログラマーの年収相場をみると、約544〜605万円の人が多いです。平均年収は約498万円になります。

勤務先や持っているスキルによって年収は変わってくるので、年収498万円以上を狙うことも可能です。

プロデューサー・ディレクター


ゲーム開発におけるすべての仕事に携わるのが、プロデューサーとディレクターです。プロデューサーはプロジェクトの取りまとめを行い、ディレクターは開発の指揮を取ります。

プロデューサーは他のゲームクリエイターの職種と比べると、年収相場が高めです。平均年収は約546万円で、相場をみると約439〜509万円の人が多くいます。

ディレクターの年収相場をみると、約545〜608万円の人が多いです。平均年収をみると約520万となっており、比較的給与が高めであることが分かります。

プランナー・デザイナー

プランナーはゲームの土台作りをメインに行い、デザイナーはゲームのキャラクターなどのデザインを設計します。

両者の仕事内容は異なりますが、企業によって同じ扱いになることもあるようです。デザイナーの職種は仕事内容によってさらに以下のように職種が分かれます。

  • キャラクターや建造物の形状を3D化するモデリングデザイナー
  • キャラクターの動きを考えるモーションデザイナー
  • ゲームの背景を考える背景デザイナー
  • 爆発や炎などエフェクトの作成や演出を考えるエフェクトデザイナー

プランナーの平均年収は約500万円で、約429〜483万円稼いでいる人が多いです。デザイナーの平均年収は約496万で、プランナーとはそこまで差がありません。

年収相場をみると、約394〜454万円の人が多くいます。

シナリオライター・サウンドクリエイター

シナリオライターはゲームの脚本を担当します。企業によってはプランナーとして募集されることもあるようです。

サウンドクリエイターは効果音やBGMを作成する職種で、パチンコやパチスロ、ドラマなどのサウンドを担当することもあります。

シナリオライターは他の職種と比べると年収が低めで、相場は約300〜400万円です。一般的な会社員とあまり変わりません。

執筆するシナリオの量によって収入が変わり、大作ロールプレイングゲームなどは報酬が高くなる傾向にあります。

サウンドクリエイターの年収相場は約350〜450万円です。プロデューサーや管理職になると500万円を超えることもあります。

ゲームクリエイターの年収が決まる基準


ゲームクリエイターの年収はどのような基準で決まるのでしょうか。年収を決める基準についてみていきます。

企業規模・職種

ゲームクリエイターの年収は、勤める企業の規模によって変わってきます。誰もが知っているような大手企業なら給与が高くなるので、年収も高めです。

職種も大きく関係してきます。プロデューサーのように、ゲーム開発全般に関わる職種は年収が高いです。

シナリオライターは脚本の担当だけなので、そこまで稼ぐことはできません。ヒット作を手掛けることができれば、高収入を期待できます。

携わるプラットフォーム

携わるプラットフォームも年収に大きく関与しています。

  • スマートフォン・タブレット分野:約555.5万円
  • パソコン用ゲーム分野:約576.4万円
  • 据え置き型ゲーム機:約569.9万円
  • 携帯型ゲーム機:約578.2万円
  • 業務用ゲーム機:約597.7万円
  • VR・ウェアラブル端末:692.7万円

プラットフォームによる平均年収は上記のようになっています。スマートフォンやタブレット分野は平均年収が低めですが、求人数は多いです。

ゲームクリエイターの年収満足度は口コミサイトでわかる


ゲームクリエイターの年収は、勤める企業などによって変わります。しかしいくら年収が高くても、仕事内容と合っていない場合もあるでしょう。

「残業が多く仕事もハードなのに年収が低い」、そういうケースも考えられます。年収と仕事内容が合っているのかを知るためには、働いている人の声を聞くのが一番です。

口コミサイトなどを見ると、ゲームクリエイターが活躍する企業の年収について投稿している人も多くいます。

年収満足度が高い企業は、仕事内容に合った報酬を支払ってくれているということです。

GeeklyReviewでは年収・給与ランキングを見ることができます。ゲームクリエーターが活躍する企業の口コミも見ることができるので、ぜひ参考にしてみてください。

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ゲームクリエイターの年収をアップさせるには


ゲームクリエイターの年収をアップさせるためには、どんな方法があるのでしょうか。年収をアップさせる方法をみていきます。

転職する

年収をアップさせるためには、転職するのもおすすめです。企業の規模によって年収は変わるため、いくら頑張ったところでも上限があります。

現在勤めている所よりも大きな企業へ転職すれば、年収を上げることができるでしょう。また、大手企業は労働環境が整っています。

残業や休日出勤があった場合、手当や代休が用意されていることがほとんどです。転職することで、自分の持っているスキルを活かせるケースもあります。

企業によって求められるスキルが違うためです。持て余していたスキルが、別の企業では重要視されていることもあります。

転職するときは企業の規模だけでなく、持っているスキルを活かせるかも確認するといいでしょう。

スキルアップ・キャリアアップを目指す

実力が重視される業界なので、持っているスキルがとても大事になってきます。スキルが高い方が優遇され、年収も高いです。

企業によって求めるスキルは違うので、新たにスキルを獲得するなら企業が求めているスキルは何かを考えてみるといいでしょう。

年収アップを目指すなら、スキルアップは欠かせません。キャリアでも収入は変わってくるので、同時にキャリアアップを目指しましょう。

ゲームクリエイターに今後必要となるスキル


ゲームクリエイターに必要なスキルはなんでしょうか。今後必要となるスキルをみていきます。

英語力


ゲームクリエイターの仕事と英語は関係ないように感じる人も多いでしょう。しかし、英語力もとても大事です。

日本もゲーム市場は大きいですが、海外は日本とは比べ物にならないぐらいの規模を誇ります。

そのため営業先が英語圏だったり、業務の発注先が海外のスタジオだったりすることもあるでしょう。英語が話せないと取引先とやり取りができません。

ゲームを作るとき、多くの人に届けたいと考えるはずです。英語が話せれば海外とやり取りができるようになるので、より多くの人に届けられます。

また、海外とのやり取りが多い企業では英語ができる人材が重宝されるでしょう。やり取りするたびに、間に通訳が入っていては効率が悪いだけです。

自分の意見や考えがうまく伝わらない可能性も考えられます。英語ができるかどうかで、仕事の効率も変わってくるのです。

新たにスキルを獲得したいと考えているのなら、ぜひ英語力を身につけましょう。

発想力

ゲームクリエイターにとって欠かせないスキルが、発想力です。ヒット作を作るためには、発想力がとても大事になってきます。

誰もが面白いと思うゲームを作るためにはストーリーやキャラクター、ゲーム性で差別化を図らなくてはいけません。

斬新で、これまでとは違う新しい作品を作る必要があります。そのためには、発想力が重要になってくるのです。

ゲームクリエイターを目指すなら企業の特徴や経験者の声を知っておこう


「ゲームクリエイターを目指しているけど、どうしたらいいのか分からない」、そんな人もいるでしょう。

まずは企業の特徴を知ること、そして経験者の声を聞いてみることをおすすめします。企業によって、仕事内容が違うからです。

例えば、ロールプレイングゲームを作りたいと考えていたとしましょう。ロールプレイングゲームを多く制作している企業なら、ロールプレイングを作ることができます。

しかしアクションゲームをメインにしている会社だとどうでしょう。ロールプレイングゲームを作りたくても、チャンスは来ません。

このように、企業によってどんな仕事ができるのか変わってきます。自分がやりたい仕事をするためには、企業の特徴を知ることは大事です。

企業の特徴を調べるとき、年収・給与について調べるのもおすすめです。GeeklyReviewでは年収・給与ランキングを見ることができます。

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ゲームクリエイターはスキル次第で年収アップを目指せる


ゲームクリエイターの年収は、他の業種と比べると高めです。しかし、さらに上を目指すこともできます。

年収アップするためには、スキルが大事です。スキルを獲得し、年収アップを目指しましょう。

結果と年収が直結する業界なので、頑張れば頑張るほど報酬という形で成果が現れます。ぜひ、スキルアップを目指して頑張ってください。

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年収アップを目指しやすいゲーム業界の企業一覧

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