社内SEとは、企業の中で自社向けのシステム開発や保守・運用・管理を行う職種です。

人気の高い職種であり、非常にやりがいもあります。年収も高く、企業によっては1,000万円も目指せる仕事です。

キャリアパスも豊富で魅力的な職種ですが、社内SEに興味がある人の中にはキャリアパスについても詳しく知りたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、社内SEのキャリアパスを徹底解説します。実例や実現させるためのポイントも踏まえて紹介するので参考にしてください。

社内SEのキャリアパスは幅広い


社内SEのキャリアパスは非常に幅広いことが特徴です。一般的な職種では、将来的にキャリアアップできるポジションは1つや2つ程度で数は多くありません。

上に上がるほどマネジメント業務が増えていき、マネジメント系業務がメインになってくることとなります。そして、目指せる役職も複数から選べるわけではありません。

しかし、社内SEの場合は将来的にキャリアアップできるポジションが沢山あるのです。

技術系のキャリアパス、マネジメント系のキャリアパスと進みたい道を選ぶことができ、それぞれの道で選択肢も沢山あります。

また、専門的な職種につきたいと考えるのであれば、転職も有効な方法です。転職することで次のようなキャリアパスも目指せます。

  • Webエンジニア
  • ITコンサルタント

このように社内SEの将来的なキャリアパスは非常に幅広いため、自分の望む技術を追い求めることも、マネジメントに注力することも可能でとても魅力的です。

技術系の社内SEのキャリアパス


社内SEのキャリアパスは非常に幅広いことがわかりました。これから目指す人も、現在社内SEとして働いている人も改めてその魅力について把握できたかもしれません。

しかし、具体的にどんなキャリアパスができるのか気になっている人も多いでしょう。

ここでは、まず技術系の社内SEが目指せる具体的なキャリアパスをご紹介します。

アプリケーションエンジニア

社内SEのキャリアパスは、技術系であればより専門的なポジションに進むことが可能です。その中の1つがアプリケーションエンジニアです。

この仕事では、業務用システムやスマートフォンなどのプラットフォームにおけるアプリケーション開発に携わります。

システム設計・プログラム開発・動作テストまで一連の業務を担うポジションです。

ネットワークエンジニア


ネットワークエンジニアは、社内ネットワークシステムの開発プロジェクトに携わる仕事となります。

システムの要件定義・構築・保守・管理を行い、快適な通信環境を構築することがネットワークエンジニアの仕事です。

一度で終わりでなく、継続的にサポートを行い通信環境を整えていく大切な業務となります。

サーバーエンジニア

社内SEにはインフラ系のキャリアパスもあり、それがサーバーエンジニアです。この職種ではサーバー設計・構築・運用・保守を担当します。

デバイスの多様化や情報化が進んだことで、セキュリティ面などでサーバーの強化は必要不可欠です。

そのため、サーバーエンジニアの存在は今後も非常に重要となります。汎用的なサーバーだけでなく、特定用途で使用するためのアプライアンスサーバー開発も仕事の1つです。

テクニカルサポート


テクニカルサポートも社内SEのキャリアパスの1つにあげられます。テクニカルサポートは、自社製品・サービスへの問い合わせに対して対応する仕事です。

サービスや製品を使用している顧客は、トラブルやわからないことがあると問い合わせをしてきます。

その際に技術的な対応が必要なことも多くあり、そのような時にテクニカルサポートの出番です。

技術的な調査を実施しアドバイスを行い、場合によっては直接現場で作業することもあり、顧客に自社製品・サービスを満足してご利用いただくための大切なポジションとなります。

マネジメント系の社内SEのキャリアパス


技術的なキャリアパス以外に、マネジメント系のキャリアパスも把握しておきましょう。

マネジメント系のポジションは、技術的な知識を活かしながらプロジェクトをまとめる仕事が求められます。

ここでは具体的にどのようなキャリアパスがあるのかを解説するので、将来のキャリアプランを考える上で参考にしてください。

プロジェクトマネージャー

1つ目は、プロジェクトマネージャーです。このポジションは、プロジェクトの計画・マネジメントを行う職種となります。

技術的な知識をもってして、人やチームを管理してプロジェクトを成功に導く大切な仕事です。

開発現場など、直接自分で携わることは少ないでしょう。マネジメント業務として、開発している担当者が納期に間に合うかなどの進捗状況管理を行います。

また、予算管理などを行うこともあり、きちんとプロジェクトが滞ることなく進行しているかを判断する重要なポジションです。

ITコンサルタント


ITコンサルタントも社内SEのキャリアパスの1つです。

こちらもマネジメント系に分類されており、IT戦略の立案・システムの企画・業務改革支援などを行う職種となります。

プロジェクトリーダー同様に、開発現場に携わる機会は少ないですが、会社の企業戦略・課題・経営についてなど広い知識が求められる仕事です。

転職先は一般的なシステム開発を行う企業ではなく、SI企業やコンサルティング企業となります。

そのため、ITコンサルタントを目指すのであれば、多くの場合転職が視野に入ることでしょう。

ITコンサルタントになる場合、30代前半までの採用が多い傾向なので、このキャリアパスを目指すのであれば早めの行動が重要となります。

CIO

CIOはChief Information Officerのことで、企業のIT戦略の立案・遂行を行うポジションです。

このポジションにつくには、社内SEからすぐに目指せるものではありません。システム部門長やコンサルタントなどを経験してキャリアアップを目指すことができます。

専門性の高い知識と実務経験を備えていなければなれないキャリアなので、今足りない経験などをきちんと理解した上で、ステップを踏んで目指す必要があるでしょう。

必須ではありませんが、業務に役立つITストラテジストやITコーディネーターなどの資格を取得しておくことも役立ちます。

社内SEの実情は口コミサイトでわかる


社内SEのキャリアパスは非常に広く、技術系を極めていくパターンやマネジメント系でプロジェクトを動かす立場などさまざまです。

キャリアパスが広いとそれだけやりがいにもつながりやすく、これからキャリアプランを考えるのであれば非常に夢が広がります。

しかし、社内SEのキャリアプランを考えるのであれば、まず社内SEの仕事内容や企業の情報を集める必要があるでしょう。

より詳しく現場の実情を知るのであれば、口コミサイトを用いたチェックがおすすめです。働いている人の声を参考にできるので、有力な情報となります。

GeeklyReviewでは、口コミを閲覧できます。

仕事内容や企業の実態を把握でき、エンジニアのスキルアップについても知ることができるので、チェックしてみましょう。

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キャリアパスを実現させるためのポイント


社内SEのキャリアパスについて、どのようなものを目指せるのかを具体的に把握できました。

しかし、目指す通りのキャリアパスを実現させるためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

ここでは、キャリアパスを実現させるためのポイントを解説するので、どのように取り組んでいけばいいのかを把握しましょう。

実務経験を積む

まず実務経験を積むことが必要です。実務経験があれば、専門的知識や技術的なスキルを同時に取得できます。

また、現場の動きも理解することができるでしょう。今後マネジメント系のキャリアパスを目指すのであれば、専門的知識だけでなく現場の動き方も把握しておく必要があります。

これらの知識や把握ができていなければ、チームの人を適切に動かし管理することはできません。

誰がいつまでに何をする必要があるのかを判断する際に、自分が経験した現場での動きが大切な判断材料となるため、まずは実務経験を積みましょう。

アピールできる資格を取得する


アピールできる資格を取得することもポイントです。実務経験だけでは、実績として示すには不十分なことがあります。

特にクライアントに実績を示しても、専門的な知識や経験を備えている確かな証明にはならないケースもあるでしょう。

その際に役に立つのが、実績やこれからの仕事が信頼に足ると証明できる資格です。有効な資格を持っていると、仕事に信頼感を得られます。

クライアントの課題を解決し、さらに実績を積んでキャリアパスが図れる可能性も高まるので、アピールできる資格を取得しておくことは重要です。

キャリアのゴールを決める

キャリアパスを実現させるためには、キャリアのゴールを決めておきましょう。

明確なゴールを決めておくことで、段階的なステップを確実に実現させていけます。

ゴールが明確に決められていないと、どんなステップを踏んでいけばいいかがはっきりしません。

特に先述したようなCIOを目指すのであれば、コンサルタントとして勤められる会社に所属することや、必要な実務経験を把握して能力を培う必要があります。

このようにキャリアのゴールを決めることによって必要な実務経験や知識を明確にし、きちんとステップを踏めるようになり、最終目標を達成しやすくなるのです。

キャリアアップを考えるなら転職を考えるのも1つの手


社内SEのキャリアパスの幅は非常に広いことがわかりました。しかし、いつでも希望したタイミングでキャリアを築いていけるわけではありません。

限られたチャンスの中で実務経験を積んだり、資格を取得しておく必要があります。

そして、希望のキャリアアップ実現のためのポイントも押さえておかなければなりません。

その中には、今の職場では培えない経験などがあり、必要なスキルを身につけられない可能性もあります。

その場合は、転職を考えるのも1つの手です。転職によりキャリアアップに必要なステップを踏むのです。

他企業で働く社内SEの情報を集めたいなら


社内SEのキャリアアップのためには、携わる仕事内容だけでなく、キャリアアップに必要な情報も集める必要があります。

その情報が多ければ多いほど、キャリアアップの成功率を高めてくれるためです。そして、集める情報は自社だけでなく、他企業の情報も集めましょう。

他企業の情報を集めることで、より詳しく必要スキルや実務経験などを把握できます。GeeklyReviewでは、他企業の口コミを閲覧可能です。

仕事内容だけでなく、その企業で積める経験やスキルアップできる環境など詳しく把握できるのでチェックしてみてください。

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社内SEのスキルや経験は今後も活かせる


社内SEは非常にやりがいのある仕事です。将来的にも需要の高い職種であるため、大きく活躍できるでしょう。

そして、その経験やスキルはキャリアパスにもつながります。マネジメント系に進む道や、さらに技術系の職種に進んでスキルを磨いていく道もよいでしょう。

GeeklyReviewでは、さまざまな企業で活躍する社内SEの情報を閲覧することができます。キャリアパスに必要な情報も揃っているので、ぜひ参考にしてください。

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