仕事を始めていくと「残業が長い...」と感じたり「給料が思っていたほど上がらない...」と思い悩んだりと頭を悩ませる人はたくさんいます。

特にIT企業は就業時間が長いイメージが強い人が多いです。そこで今回はIT企業に転職しようか迷っている人に向けてホワイトな企業や職種をご紹介します。

また、ホワイト企業の見分け方や口コミを見れるサイトも一緒にお伝えしているため、ぜひ参考にして下さい。

IT業界の現状 


IT業界は今まで以上に規模を拡大し続けているのが現状です。今後もテレワーク・ネットショッピング・アプリでなんでも完結できるライフスタイルに変化していくと予想されます。

こうしてIT業界はオンライン・デジタル化が進んだ背景に人員補給が追いつかず、常に人員が不足している状況です。

一部のIT企業は大打撃を受け倒産に追い込まれました。しかしIT企業全体で見ると人員不足の今、転職しやすい状況にあります。

ホワイトなIT企業は存在する?


IT業界は長時間勤務・給与や待遇が良くないなどのイメージを持たれている人が増えています。しかし、ブラック企業と判断するのはその人の感覚です。

だから一概にこの企業はおすすめできないと判断するのは難しくなります。莫大な会社の数が存在する中でホワイト企業がまだ見つかっていないだけかもしれません。

あなたにとって勤務形態・人間関係・企業方針が合った働きやすいホワイトな企業 は存在します。気になる業界や企業があるのなら、実際に働いている人の口コミを見てみましょう。

ホワイトな会社をお探しなら口コミサイトをチェックするのがおすすめです。下記に記載されているGeeklyReviewのサイトはさまざまな口コミ項目が見られます。ぜひ参考にして下さい。

ホワイト企業の口コミをチェック

なぜ同じIT業界で年収差が生じるのか 


IT業界全体の平均年収は433万円 であることがわかりました。(転職サイトdoda調べ)あくまで、平均年収であり1000万円を超える人もいれば300万円ほどの人もいるということです。

なぜ、これほどまでに年収に差が生じるのか下記で解説していきます。もし就活をするのなら役立つ内容です。企業選びの際の参考にして下さい。

■職種によって年収が異なるため


IT業界といっても職種はシステムエンジニアからITコンサルタントと幅広い職種と多岐にわたります。仕事内容が異なるため、当然年収にも差が出てきます。

下記では職種ごとの仕事内容の説明と年収についてまとめました。(年収額doda調べ)

  • システムエンジニア(年収約417万円)

SE(システムエンジニア)はクライアントの希望に沿ってシステムを設計します。クライアントとのコミュニケーションや情報処理能力が重要です。

  • プログラマー(年収約417万円)

SEが作成した設計に基づきプログラミング作業を行います。プログラミングの技術は必須です。そしてSEとの円滑な連携をしながら納期までに完成させていきます。

  • 営業(年収478万円)

IT業界でも営業は欠かせない職種です。開発したソフトやITサービスをクライアントに販売したり提案をしたりします。

コミュニケーション能力はもちろん、自社の商品についての高度な知識を分かりやすく説明できる知識が必要不可欠です。

  • ITコンサルタント(平均年収584万円)

ITを使いクライアントの経営課題を浮き彫りにし、問題を解決していく仕事です。相手の業界・業種・市場動向について深い理解を持つことで信頼される必要があります。

また多大な情報を把握するためにチームを組んで動くことも多いです。

  • プロジェクトマネージャー(平均年収664万)

プロジェクトを成功させるためにチームをまとめ上げ、リーダーシップの取れる人向きの仕事です。

上の役職に着くほどたくさんの人に的確な指示を出さないといけないため、情報をいち早くキャッチし正確性が求められます。また、最後までやり遂げる責任感も必要です。

■上流工程か下請けかで変わる

IT業界は大手IT企業(上流工程)・一次下請け・二次下請けとピラミッド型の多重下請け構造になっています。

要するに一次下請け業者は大手IT企業から依頼された仕事を行い、二次下請け業者は一次下請け業者から依頼されるといった構造です。

上流工程は開発の土台となりシステム企画から詳細な設計までさまざまな仕事があります。しかしピラミッドの下の方の下請け業者になるほど、仕事内容も収入も変化して不満を持つ人が多いようです。

仕事内容が限られキャリアアップが難しく、一次・二次下請けと委託するほど手数料が引かれていくことで収入の差がでてきます。

【年収・待遇が良い】ホワイトit企業3選 


ここまでで同じ職種でも年収差が出てくる理由が分かりました。IT業界はブラック企業ばかりではなく、仕事量に見合った収入・待遇の良いホワイト企業も存在します。

例えば長年会社勤めしている人もたくさんいる会社は、働きやすい環境が整っているからです。下記ではおすすめのホワイト企業3社 を例に挙げて説明しています。もし今度就活をお考えなら参考にして下さい。

■ジャストシステム

ジャストシステムは1985年にワードプロセッサー「一太郎」を発売し、一躍有名になりました。また、小学生向けオンライン学習の先駆けでもある「スマイルゼミ」もジャストシステムの商品です。

土日は完全に休み であり、年末年始の長期休暇を取得できます。さらに住宅補助や都市手当がつくため、福利厚生がしっかりしており転居しやすいです。

平均年収は1,198万円(2021年度)で業界でも高いレベルを誇ります。利益還元当初から現在まで平均年収が2倍近く上がっているのは優良企業の証です。

■ヤフー

ネットの激動時代を駆け抜けてきたヤフーのサービスは多岐に渡ります。メール・ショッピング・オークションなど私たちの生活に欠かせないソフトばかりです。

ヤフーの「どこでもオフィス」という会社に 出社せずに働く場所を選べる制度 は、今の時代に適しています。

勤務時間はフレックス制で自分で就業時間を選べるため、仕事とプライベートとオンオフが取りやすいです。

平均年収は1,000万円超えでラインや楽天などの競合他社より高くなっています。

■日本オラクル

ハードウェア・ソフトウェア・Javaなど注目の製品を作り続けている外資系IT業界の日本オクラル。Oracle Databaseは過去40年間システムの基礎となっています。

そのシステムを日々向上させていき、業界で最も高速で高い信頼性を獲得しました。平均年収は1,074万円で業績が悪化しても大元の年俸が減らされることなく安定しています。

有給・病休・産休などしっかり取得でき福利厚生も整えられ、平均残業時間は30〜40時間 とIT業界の中では少ないホワイト企業です。

きちんと稼げるホワイトIT職種3選 


同じ会社の中でも 職種によって年収や働きやすさが変わる ものです。下記ではIT業界の中で代表的な職種の3つを挙げて説明しています。転職しようかどうか迷っている人におすすめな職種です。

■システムエンジニア(SE)

SEとはクライアントがどのようなシステムを望んでいるかヒアリングして基本設計書を作ります。技術を利用して実現できるかの詳細設計を作る上流工程 のことです。

マージンを取られることがなく、給料も年収約417万円と高いので人気な職種です。開発の工程を1人で行うことができる力があればフリーランスとしての活躍が望めます。

■プロジェクトマネージャー


プロジェクトの納期・コスト・人員を調整や把握しながら進行を進めていく仕事です。SEを管理する役目もあるため、システムに精通している必要があります。

トラブルがあればすぐに対処できる対応力も重要です。未経験でも入社後に資格を取ることができ知識を深め、昇進することもできます。

平均年収は626万円と職種の中でも高額です。プロジェクトが達成するとチームみんなで喜びを実感できることもメリットの1つです。

■システムコンサルタント

クライアントの抱える問題に対処し、システムの構成・プロジェクトチームの編成などシステムの最上流工程を担う仕事です。そしてSEやプログラマーたちが実際に開発を行っていきます。

企業側の問題を解決できたときの充実感や、自分の企画が受け入れられたときの達成感をあなたのモチベーションアップに繋げましょう。

平均年収は568万円と他の企業と比べ高い傾向にあります。IT業界の中でも魅力的な仕事の1つです。

ホワイトIT企業の見分け方


ブラックIT企業もあればホワイトIT企業もあり、どうして二極化するのか疑問を持つ人も多いのが現状です。

誰しもがホワイトな会社で働きたいと求めています。入社後の不安を解消し転職を繰り返さないためにもどのような会社がホワイトなのか見極めましょう。

■残業時間や有給取得率を確認


優良企業ほど残業時間が少なく有給も取りやすいといえます。要するに人員が足りている状態であり、無理して仕事時間や量を増やさなくても経営が回るということです。

会社面接で有給が取りやすいかなど聞いて確認してみましょう。ホワイト企業なら面接官は嫌な顔をせず正直に答えてくれます。

■研修・教育支援制度の充実度

人材を育成して目標を持って働いてほしいと促すのがホワイト企業です。研修や教育支援には費用がかかりますが、お金を惜しまず人に投資してくれます。

具体的には下記のような制度があります。

  • 新人研修
  • スキルアップ研修
  • コンプライアンス研修

研修・教育支援制度は何十種類とあり、どれを受けるか選択できてあなたのスキルアップは確実です。

ホワイト企業ほど研修・教育に力を入れミスを事前に回避し社外でも自信を持って働いてくれることを願っています。

■福利厚生の充実度

安心して働けるのは仕事以外でも会社がサポートしてくれるからです。例えば福利厚生が充実している会社は社員の満足度も高いといえます。

下記では福利厚生の一例を挙げており、企業選びの際の参考にして下さい。

  • 社会保険
  • 通勤手当
  • 健康診断・人間ドッグ
  • 社宅・社員寮
  • 確定拠出年金制度

あなたに必要な制度がどのようなものなのか紙に書き出し、気になる企業とマッチしているかあらかじめ知っておきましょう。

ホワイトでクリーンな会社の口コミが気になる方は下記からチェックしてみましょう。気になる会社の情報収集に役立ちます。ぜひご覧下さい。

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IT企業への転職者は増えている


IT企業にシフトチェンジする人が増えている要因の一つがコロナ禍です。たくさんの企業がリモートワークを始めデジタル化が加速しました。

学校でもタブレット学習が主流になり始めています。またデジタル化が進むのは人員が足りていないことも原因です。

少子高齢化で働ける人材が減るとAIなどの機械に頼らざるえなくなります。IT企業の需要の高さから未経験でも入社を希望する人が今後も増える見込みです。

ホワイトIT企業を見つけるならGeeklyReview

GeeklyReviewはIT業界・ゲーム業界の転職支援に特化しており、企業の口コミが閲覧できる企業情報サイトです。

例えば入社前後のギャップ・エンジニアスキルアップ・待遇面での評価など13項目にも分けて5段階で評価されています。実際働いている人の生の声が聞けるためおすすめです。

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