多くの企業が取り入れはじめているオンライン面接ですが、実際にオンラインで面接を行うと告げられたら戸惑う人も少なくありません。

オンライン面接ではどのような点に注意すべきなのでしょうか。

こちらではオンライン面接を無事突破するためのコツや合格に近づくためのポイントを紹介しています。

事前準備から当日の基本的なマナーまで解説しているので、オンライン面接を乗り切るための参考にしてください。

オンライン面接を実施している企業は増えている


感染防止対策として実施されていたオンライン面接を、生活様式の変化にともないそのまま取り入れる企業が増えています。

基本的なマナーなどは対面式の面接とほとんど変わらないのですが、オンライン面接ならではの注意点もあります。

オンライン面接が決まったなら、事前にしっかりとチェックし準備することが大切です。

オンライン面接の流れ


まず事前準備から面接当日の手順など、オンライン面接のおおまかな流れを解説します。

  1. オンライン環境を整えておく
  2. 企業が指定するツールの確認
  3. 入室前の確認
  4. 入室(ログイン)
  5. 面接
  6. 退室(ログアウト)

オンライン面接には何といってもネットワーク環境が重要になります。

途中で通信が途切れることのないように、Wi-Fi環境の整った場所やLANケーブルに接続できる場所を選びましょう。

企業の指定するツール・周辺機器の確認・背景などの確認・インターネット接続の最終チェックなどを行います。

企業側から指定された面接時間、特に10分前や時間通りと指定が無い場合には5分前を目安に入室して面接官の指示があるまで静かに待機します。

面接が始まり質問に答える時はモニターよりもカメラを意識し、はっきりと話すことが大切です。

面接が修了したら退室ですが、ここでも企業側の指示を待ってログアウトしてください。

企業側が先に退室する場合も自分が先に退室する場合も、お礼の言葉を忘れないようにしましょう。

オンライン面接の流れは以上になります。それではそれぞれについて詳しく解説していきましょう。

オンライン面接を始める前にチェックすること


まずオンライン面接を始めるにあたって、事前にチェックすべきことを挙げてみましょう。

  • 使用ツール・接続状況の確認
  • 背景・周囲の状況確認
  • 服装・身だしなみのチェック
  • 画面での見え方について調節

せっかくの面接がネット環境が良くないために途切れてしまったり、周囲がざわついていたりでは落ち着きません。

ツール確認とともに、ネットの接続状況や周辺機器に不備はないかを確認してください。

対面面接であっても当然身だしなみについては出かける前にチェックします。面接官に与える印象は対面でもWeb面接でも変わらないのです。

それぞれのチェック事項についてさらに詳しく解説しましょう。

使用ツールの事前チェック

オンライン面接では企業側からツールの指定があります。多くはZoomやSkypeといった会議システムが利用されます。

ツールによっては事前登録の必要なものもあるので注意が必要です。

すでにアカウントを取得している場合、アカウント名は本名に変更しておくと無難です。

接続状況の確認


オンライン面接は接続状況が何よりも重要と考えてください。途中でネットが途切れてしまい、しっかりと自分の意思を伝え切れないのでは困ります。

無線LANが繋がりにくい場合があるのなら、有線LANに切り替えるなどして備える必要があります。Wi-FiやLANケーブルの確認をしておきましょう。

周囲の状況

ネット環境を考えると、日ごろから環境の整った自宅で面接を行うのが良いのでしょうが、面接の間はできるだけ静かな状態を保つことが大切です。

窓をしっかりと閉めて外の物音が聞こえないように工夫し、家人にも面接の時間には部屋に入らないように伝えましょう。

また自室が雑然としているのでは、面接官の印象も悪くなります。極力背景には何も映らない状況が好ましいのです。

面接時はあくまでも自分だけが画面に映るという状況を作るようにしてください。

服装・身だしなみ

対面の面接と同様に、身だしなみには気を配るようにしてください。男性はビジネスマンらしいスーツ・女性はスーツやジャケットなどが良いでしょう。

髪型も対面の面接と同じように、清潔感を意識して整えてください。女性の場合長いままではなく一つに結んだだけでもきりっとした印象を与えます。

画面での見え方を確認


対面の面接と違い画面を通して向き合うので、照明の色を少し明るめに、また背景も顔映りのよい色を使うなどの工夫が必要です。

女性の場合はお化粧も明るめにして、チークをいつもより少し多めに差すことで明るく活発なイメージになり好印象につながります。

前髪はすっきりと上げ、額を出すと知的で明るいイメージを演出できます。前髪で目が隠れてしまいそうな人は暗い印象になってしまうので注意しましょう。

暗いイメージを与えないよう、画面に映った時できるだけ顔色も明るく健康的に見えるよう工夫してください。

オンライン面接に多い疑問点


オンライン面接での準備について解説しました。次にオンライン面接を行う上での疑問点や質問で多いものを紹介しましょう。

  • カンペは利用してもかまわない?
  • 服装は自由でも良い?
  • 面接が終わって退室のタイミングは?

特に多い質問は上記です。それぞれの疑問・質問について詳しく解説しましょう。

カンペの使用はNGか

オンライン面接でカンペを使うのはNGかどうかですが、視線を落として読み上げるのであればカンペはNGとなります。

ただ、要点をまとめたカンペを用意しておくことは決して悪いことではありません。

相手側にわからないようにカメラ横に置いておくと、目線をそらさずに落ち着いて言葉を補うこともできるでしょう。

カンペが悪い訳ではなく、カンペを置く場所や見方によってあった方がスムーズに回答できる利点もあるのです。

服装は自由か

企業側から服装は自由ですと特に申し出が無い以上は、対面面接と同様に男性はビジネススーツ・女性もスーツが無難です。

服装は自由でといわれた場合でもやはりスーツ・ジャケットなど緊張感のある服装で臨むようにしてください。

自宅という気安さから、画面に映る上半身はジャケットでも見えない部分はジーンズなどにしがちですが、見えない部分にも気を遣うべきでしょう。

退室は人事のあとが良いか

面接は最初も肝心ですが、最後も同じように大切です。面接が完了したあとの退室のタイミングも重要になります。

企業側からどうぞ退室してください。と声がかかったらはっきりとお礼を述べてログアウトしましょう。

特に声がかからない場合は、「ありがとうございました」と企業側が退室するのを待ってから退室するのが基本的なマナーです。

企業側が退室せず、画面はそのままで姿が見えなくなった場合には、お礼を述べて退室してください。

オンライン面接では特にどのような点に注意が必要なのか、不安も大きく疑問点もたくさんあることでしょう。

オンライン面接での不安点や疑問点はGeeklyReviewの選考情報で解消しましょう。

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オンライン面接で合格するための+α


オンライン面接で好印象を与える方法やしなくてはいけないこと・必要なことについて解説しましたがおわかりいただけたでしょうか。

それではオンライン面接で合格を勝ち取るためにはどのようなことが必要なのか、合格するためのポイントを挙げてみましょう。

事前の企業研究は徹底して行う

面接でスムーズな受け答えをするためには、事前に企業についてしっかりと研究しておく必要があります。

これは対面の面接であってもオンライン面接であっても同じです。これから勤めようとする企業を研究することは、前向きな姿勢と捉えられます。

画面外にメモを置く

重要な点やどうしても話したいことをメモしてカンペとして利用したいときには、その置き場所に注意が必要です。

カンペは基本的にはNGで、面接の受け答えは自分自身の言葉でメモを見ないで行うのが正しいのです。

それでもいざという時のためにメモがあると落ち着いて話せるという人もいるでしょう。

上がってしまって本来の自分を出し切れないと不安なら、自然に目に入る場所にメモを置いて違和感のないように利用してください。

その場合は、できるだけ目線を下げずに読める位置、画面に写り込まない場所にメモを置きます。

メモはすべてを読み上げるのではなく、あくまでも話の重要な部分や忘れてはいけない部分の確認のために利用してください。

カメラ目線を意識して大きな声ではっきりと話す

対面の面接同様に、オンライン面接でも相手の目を見てはっきりとした声で話すことが重要です。

オンラインの場合はどうしてもディスプレイに目線が行ってしまうのですが、カメラ目線を意識して話すようにしてください。

面接官を見下ろす形にならないように、カメラの設定時には上半身がちょうどよい距離と目線になるよう調節しましょう。

画面を通すと声が届きにくい場合もあるので、いつもよりも少し大きく高めの声を意識して話すと伝わりやすいです。

オンライン面接ならではの注意点とは?


オンライン面接は対面の面接と基本的には変わりませんが、オンライン面接だからこそ注意しなくてはいけない点もあります。

注意点はそれに気を付ければ有利になる点でもあるのです。どのような注意点があるか挙げてみましょう。

  • 有線LANケーブルでの接続
  • 室内や背景の映り込みに注意
  • 音声画像がきちんと届くか確認
  • ツールのアイコンや画像に注意

まず準備段階での注意点です。オンライン面接は何といっても接続が大切になります。

面接途中で接続が途切れると印象も悪くなってしまうため、有線LANケーブルでの接続がおすすめです。

万が一接続が切れてしまった場合にはどう対処するのか、連絡方法なども事前に確認しておくといざというときに慌てずにすみます。

自宅で面接という場合が多いので、室内の状況や背景に気を付けるようにしてください。

雑然とした部屋が映ってしまったのでは、面接官も気になり印象も悪くなってしまいます。

カメラの位置に気を配り、背景にはできる限り何も映らないようにします。外部の音が入らないように注意しましょう。

音声や画像がちょうどよい大きさで相手に伝わるかを、事前にチェックしておく必要もあります。

以前から使用しているツールの場合は利用している画像やアイコンをビジネス用に変更しておく必要があります。

  • 身だしなみ・目線・姿勢に注意
  • オーバー気味のリアクションも必要
  • 必要なことは了解を得てメモする
  • 企業への逆質問を有効に行う

面接中の注意点です。対面の面接同様に身だしなみに注意することは当然ですが、オンラインでは目線も重要です。

背筋を伸ばし、カメラ目線を気にしながら話すようにしてください。しっかりとカメラの方をみて目線がゆれないように注意しましょう。

声のトーンに注意し、伝わりやすいように少しオーバー気味なリアクションを心掛けましょう。

小さな声やうなずき程度では反応が薄いと思われがちです。はっきりと明るい声で答えることが大切です。

必要なことをメモすることも印象を良くしますが、了解を得てから手書きでメモを取りましょう。

オンライン面接だからこそ、企業について知りたいことや見たかったことなどを積極的に質問することも熱意が感じられ高評価につながります。

オンライン面接の通過率を上げる方法

オンライン面接での注意点を挙げましたが、面接の通過率を上げるためにはさまざまなことに注意を払う必要があります。

充分に注意を払った上で、より確実にオンライン面接の合格率を上げるためにエージェントや口コミサイトを利用するのも1つの方法です。

エージェントを使う

オンライン面接は基本的には対面の面接と変わりはないのですが、少しのコツとポイントを押さえることでグッと合格率が上がります。

エージェントに相談することで、専門的な立場で面接を通過するためのコツやポイントをわかりやすくアドバイスしてもらえます。

口コミサイトを参考にする

オンラインで実際に面接を受け、成功した人の口コミ投稿を参考にするのも面接通過のための良い方法といえます。

GeeklyReviewでは面接で成功した人の選考情報の投稿を多数読むことができます。

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オンライン面接では、企業側も対面面接とは角度を変えて面接者を見ている可能性があります。

企業のオンライン面接での選考については各企業で重視する点がそれぞれ違うのです。

企業の選考について詳しく知りたい場合は、選考情報の口コミ投稿を確認してオンライン面接の合格を目指すことをおすすめします。

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