IT技術を使った製品やサービスは身近に存在し、生活の中でなくてはならない技術です。だからこそ、IT業界への就職・転職を考えている方も増えています。

そんなIT業界の中で欠かせない職業が、プログラマーです。プログラマーに魅力を感じている方が気になるのは、収入面ではないでしょうか。

今回の記事は、プログラマーの年収について解説をしています。

プログラマーの方が、高収入を得るためのポイントも併せて記述しているため、プログラマーの仕事に興味のある方は参考にしてみて下さい。

プログラマーの平均年収はどのくらい?


ただ年代別にみるとプログラマーの年収は、日本の年収よりも高い金額になっています。

プログラマーは地域・スキル・経験・雇用形態・企業などによって、収入に差が出やすい職種です。アメリカなどでは年収1000万円を稼ぐプログラマーも存在します。

プログラマーは稼ぐことが難しいともいわれていますが、きちんとした実力を身につけることができれば、高額な年収を得ることも可能といえます。

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なぜプログラマーの年収は高いのか


プログラマーの中には、高額な年収を得ている方がいるのも事実です。プログラマーは努力次第で、未経験からでも高額な年収を得ることは不可能ではありません。

なぜ、プログラマーが高い年収を得る可能性があるのか、理由をみていきましょう。

IT業界が急成長している


IT業界は頻繁に新技術が生まれたり規格の変更が行われたりと、現在はもちろん今後も成長を続けていきます。

最先端の技術が多く世の中に浸透することで、それに対応できる技術を持ったプログラマーの需要も高まっているのです。

需要があるということは企業側も、プログラマーを常に欲しています。即戦力になるような、高い技術を持ったプログラマーは収入も高くなりがちです。

今後もIT業界は成長を続けていくため、プログラマーの需要は増していくと予想されています。

専門性の高い業務だから

プログラマーの仕事はシステムエンジニアが作成した設計書をもとにプログラムを組み、具現化させることが基本の仕事です。

専門的なコードを常に書いているため、プログラミングの知識は必須となります。それだけプログラマーの仕事は専門性が高いのです。

専門性が高い業務をこなし、技術や能力が上がれば年収も上がります。

また、専門職であるプログラマーは技術を身につけることで仕事も長く続けやすく、キャリアアップもしやすいため将来性も高い職種です。

プログラマーは職種によって年収が変わる


プログラマーと一口にいっても、その種類はいくつかあります。プログラマーの種類によって年収に差があるのです。

プログラマーの職種とそれぞれの年収を紹介します。

webプログラマーの年収

webプログラマーは、webサイトの構築を行う職種です。SNSやECサイトをはじめとしたwebサイトを身近に感じる方は少なくありません。

だからこそwebプログラマーは需要が高い職種です。そのため、webプログラマーの年収は400〜500万円とやや高めの年収になっています。

webプログラマーは、需要が高いぶんスキル次第で収入も上がる可能性が高いです。

アプリケーションプログラマーの年収

スマートフォンで使用するアプリなど、アプリケーションの開発をメインに行う職種がアプリケーションプログラマーで、年収は450万円と高めになっています。

スマートフォンを使う際に、アプリは欠かせません。そのため、アプリケーションの開発に携わるプログラマーは需要が高く、今後も必要な職種です。

プログラミングの組み立てだけではなく、動作のテストを繰り返し行いエラーの修正もアプリケーションプログラマーの仕事に含まれます。

通信系プログラマーの年収

通信系プログラマーはWi-Fiルーターやモデムなど、ネットワーク機器のアクセスプログラムの開発を行います。

ネットワークに特化し、専門性が高く業界の幅が広いのが通信系プログラマーの特徴です。

通信系プログラマーの年収は400〜800万円と、企業や担当するシステムによって差があります。もちろん、平均よりも高額な年収を得ることも可能です。

ゲームプログラマーの年収

ゲームプログラマーは、ゲームが企画された通りに動くようにプログラムを組みます。キャラクターづくりやグラフィックなど、高い専門知識が必要です。

だからこそ年収は平均489万円とプログラマーの中でも高額となっています。大手ゲーム会社のプログラマーは、さらに高額な年収を得ることが可能です。

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プログラマーの年収を上げるポイント


プログラマーの年収は、種類・企業・雇用形態などによって差が出やすい職業といえます。高額な年収の方は、どうやって収入を上げているのでしょうか。

プログラマーとして、年収を上げるためのポイントをみていきましょう。

上流工程の業務に関わる

IT業界の仕事をする際は、エンジニアがそれぞれ担当する仕事を、上から下へ流して順序通りに開発を進めていきます。

この中で上流工程にあたるのは、要件定義と基本設計というシステムエンジニアが主に行う工程です。

システムエンジニアは開発の全体に関わる職種のため、プログラマーよりも年収が高くなります。もちろん、上流工程をこなすためには、必要な知識やスキルは多いです。

しかし、プログラマーとして下流工程のみで業務をするよりも、上流工程にも関われる実力を身につけておくことで高い年収を得やすくなる可能性があります。

将来、フリーランスのプログラマーになったときも上流工程の経験が無駄になることはありません。

複数言語の習得


プログラミング言語は多く存在しており、それぞれ特徴があるのです。複数の言語を使い分けられるようになると、より要件に近いシステム開発が行えます。

高い年収を得ることができるプログラマーは、複数のプログラミング言語を扱える方がほとんどです。

複数の言語を習得することで、プログラマーとして差別化を図ることができます。プログラマーとして稼ぐ場合は、需要の高い言語を複数勉強しておくようにしましょう。

コミュニケーション能力を磨く

プログラマーの仕事はパソコンと向き合う時間が多い職種です。しかし、チームのメンバーやクライアントとのコミュニケーションを円滑に行う必要があります。

とくにプロジェクトを進めるためには、多くの仲間と協力をしなければいけません。だからこそ、協調性が重要です。

コミュニケーション能力の高いプログラマーは、上流工程を任される可能性もあります。上流工程を任されるようになれば、収入も上がる可能性が高いです。

向上心を持って仕事をする

プログラミングを扱うIT業界は、日々変化があります。技術や情報が常に新しいものに変わっていくため、それについていくことが大切です。

新しい技術や情報を積極的に取り入れることができる、向上心をもったプログラマーはスキルを高めることもできるため、年収アップにつながります。

未経験でもプログラマーになれる?


プログラマーは専門性が高い職種ではありますが、未経験でもプログラマーを目指し現場で大いに活躍できます。

実際に、プログラマーの求人募集で「未経験OK」と記述されている企業は多いです。

プログラマーになるための資格もなく、IT業界では未経験でも仕事を通じて戦力になれるように育てていくやり方が続いています。

もちろん未経験だからと甘えない姿勢とプロ意識をもって仕事をすることは大前提で、人には向き不向きがあるため、誰でも活躍できるわけではありません。

また、未経験でもプログラマーとして働く場合は、プログラミングの基本的な知識は持っておくようにしましょう。

仕事をして実績を作りながら、プログラマーとしてステップアップを続けていくことで、将来的に高収入を目指すことができます。

GeeklyReviewのサイトでは、未経験からプログラマーとして活躍できる企業を多数ご覧になることができるため、ぜひご活用下さい。

プログラマーになるために必要なスキル


未経験でもプログラマーになることはできますが、活躍するためには身につけておくべきスキルがいくつかあります。

プログラマーとして活躍するために、必要なスキルをみていきましょう。

プログラミングスキル

システムを開発する際は、プログラマーがプログラム言語を扱ってプログラミングを行います。そのためプログラマーを目指すならプログラミング能力は必須です。

開発するものの内容や企業のニーズによって使う言語は異なります。開発の目的や企業に応じて複数のプログラミング言語を習得しておきましょう。

プログラミングスキルを身につけておくと、活躍できる場所も多くなります。

論理的思考能力

論理的思考能力は「筋道をたてて物事を考える能力」のことです。プログラミングは論理的思考と密接しているものといえます。

プログラミングは、システムを作るためにどういう処理をしていくのかを、考えながらコードを組み立てていかなくてはいけません。

プログラマーはシステム開発の際、より効率的に結果を得るための方法を考えながら作業をします。そして、その内容を説明する力も必要です。

論理的思考能力は、なにか問題が起こった際にも役立つスキルになります。プログラマーとして活躍するためにも、論理的思考能力を磨いていくようにしましょう。

IT業界はプログラマーの人材不足に苦しんでいる


IT業界は今後も拡大をしていく業界です。それだけに、現代ではプログラマーの不足が問題視されています。

プログラマーの仕事は、「つらい」「厳しい」「帰れない」などマイナスイメージが強く、若者もプログラマーを目指すことに躊躇をするケースもあるのです。

加えて、現役のプログラマーが高齢化していくことも、将来的にプログラマーが不足する原因といえます。

プログラマーの不足を食い止めるためにも、世間のマイナスイメージを改善していく必要があり、プログラマーの待遇改善がIT業界の今後の課題です。

プログラマーの売り手市場はまだまだ続く予想


現在はプログラマーを目指して就職活動をしている学生よりも、プログラマーを欲している企業のほうが多い、いわゆる売り手市場の状態です。

今後、システム開発はAIやロボットを使ったIT技術も増えてくるため、今後はプログラマーの需要は減るかといわれています。

しかし、AI機器やロボットを取り扱う職種はプログラマーです。そのため今後もプログラマーの需要が減ることはないといえます。

IT技術が多くの産業で活用される仕組みが浸透するまではまだ時間がかかるため、プログラマーの売り手市場も続くと予想されているのです。

プログラマーが活躍しているIT企業一覧

GeeklyReviewでは実際にプログラマーが活躍をしている企業の一覧をみることが可能です。プログラマーとして仕事をしたい方は、ぜひご活用下さい。