プログラマーは理系出身の人が多いという印象を持つ人もいますが、文系出身のプログラマーも多く活躍しています。
「文系出身だけどプログラマーになれる?」という疑問を抱える人に向けて、文系出身者が活かせるスキルについて解説します。
未経験から活躍している人が多い企業や、実際に働いている人の口コミも閲覧できるため、この機会にぜひチェックしてみてください。
プログラマーは理系・文系問わず人気
理系の職種というイメージが強いプログラマーですが、文系出身者が未経験からプログラマーを目指す割合は多いです。
プログラミングスクールによっては、プログラマーを目指す人の約8割が文系出身者というスクールもあります。
そもそも理系・文系の分類があるのは日本独自の文化なため、素質さえあればプログラマーを目指せます。
プログラマーになる素質とはコミュニケーション能力や論理的思考です。この2つは数学的知識よりも重要な能力といえます。
また文系出身者の強みがプログラミングに活かせることもあるため、理系・文系問わずプログラマーとして活躍できます。
文系出身でもプログラマーになれる?
結論からいうと、文系出身でもプログラマーとして大いに活躍できます。
「文系で理数系が苦手だから」と不安になる人もいますが、プログラミングに高度な数学の知識は必要ありません。
加減乗除や四則計算など小中学校レベルの数学の知識があれば問題ないといえます。
それよりもコミュニケーション能力や論理的思考など、ヒューマンスキルが求められる場面が多いです。
論理的思考は結論と根拠がつながるように理解する思考のことで、文系・理系は関係ありません。
未経験者であれば、最初は見慣れない言語や文字に戸惑うこともありますが、覚悟と努力さえあればプログラマーを目指せます。
GeeklyReviewでは、プログラマーとして活躍している人が多い企業を掲載しています。企業で働く人の投稿や口コミを閲覧できるため参考にしてみてください。
文系出身でプログラマーになるには
文系出身者がプログラマーを目指すには、何が必要なのかを解説します。
プログラマーになるために必要な行動を理解しておくことで、効率良くプログラマーのスキルを獲得していけます。
プログラマーになるために起こすべき行動を2つ紹介するため、参考にしてみてください。
プログラミングの勉強をする
プログラマーになるには、まずプログラミングの知識を習得するところから始めます。
プログラミングの知識は片手間で身につくものではないため、数ヶ月間の学習時間をしっかり確保して、一定期間プログラミングの勉強に集中する必要があります。
仕事をしている人は、趣味や娯楽の時間を勉強時間に充てて、休日も勉強するくらいの覚悟が必要です。
さまざまな習得方法がありますが、主にプログラミングスクールに通う・学習サイトなどを使って独学で学ぶという方法があります。
プログラミングスクールは講師や仲間がいるため、モチベーションを保ちやすい点がメリットです。
またカリキュラムに沿って学習を進めていくため、効率良く知識を習得できます。
独学は経済的な負担が少なく、自分のスピードで学習を進められる点が魅力です。しかし挫折しやすいため、モチベーションの管理が重要です。
自分に適した学習方法を見つけて、プログラミングの知識や基礎を身につけていきましょう。
ポートフォリオを用意する
ポートフォリオとは、自分の実績を証明する作品集の役割をするものです。
自分のスキルの証明になるため、企業の面接時などに役立てることができます。
ある程度の基礎知識が身についたら、実際にプログラミングを実践してポートフォリオを用意しておくとよいでしょう。
プログラミングの勉強のコツ
プログラミングを習得する際、「なるべく効率よく学びたい」と思う人は少なくありません。
モチベーションを保ちながら最短距離で学べる方法を知っていれば、挫折することなく学習を進められます。
プログラミングを学ぶ際のコツを紹介するため、勉強計画を立てる際に役立ててください。
需要が高い言語から勉強する
プログラミング言語のスキルによって求人数が異なるため、需要が高い言語から勉強することで就職しやすくなる可能性があります。
特に需要が多い言語はJavaやPHPです。JavaやPHPに関する情報はネット上に多数掲載されているため、不明な点はすぐに調べられるというメリットがあります。
しかし、やみくもに需要が高い言語を習得していくのではなく、どんなシステムを開発したいのか・どのような職場で働きたいのかを考えることも重要です。
将来なりたいプログラマーのイメージを膨らませることで、習得するべき言語もみえてきます。
意欲的に取り組む
IT業界は変化が激しいため、日進月歩で新しい技術が誕生しています。そのような変化にも意欲的に取り組んで、習得していく姿勢が大切です。
また、楽しんで習得することも忘れないでください。はじめは難しいことも多いですが、習得していくうちに楽しいと思えるポイントが見つかるはずです。
自分に不足している知識を楽しみながら習得できる人は、プログラミングのスキルを身につけやすいでしょう。
インターンシップを活用する
インターンシップは給与をもらいながらプログラミングを学べるため、より現場で使えるスキルを身につけられます。
現場で経験を積むことで、プログラミング以外の知識の習得や、働いた後のイメージがしやすい点がメリットです。
ただし学習目的での就職は難しいため、しっかりした志望動機でアピールする必要があります。
採用されるハードルは高いですが、インターンシップで得られるものは大きいでしょう。
文系出身でプログラマーに活かせるスキル
「プログラミングの業界で文系出身のスキルが活かせるの?」と意外性を感じる人もいるかもしれませんが、文系出身ならではの強みが活かせます。
むしろ、プログラマーとして成長していくためには文系出身のスキルが必要といっても過言ではありません。
文系出身の人がプログラマーの現場で活かせるスキルにはどのようなものがあるか紹介します。
文章力
文系出身の強みは読みやすい文章を作れることです。必要な情報を簡潔に分かりやすく記述できる人が多いのです。
プログラマーの現場では、メールやチャットなどテキストでコミュニケーションを取る場面も多くあります。
メンバーやクライアントとのコミュニケーションをスムーズにするためには、高い文章力が求められます。
また、参考文書や仕様書から必要な情報を正しく理解する読解力も必要です。文章そのものに強い文系出身の人は苦労しない部分でしょう。
英語力
IT関連の最新情報を得る際に英語力があると、最新の情報をリアルタイムでチェックすることができます。
最新のIT情報は英語で公表されることが多く、IT関連のニュースも英語です。英語を読む力があることで、最新の情報をスムーズに得られるのです。
日本語訳を待っているとリアルタイムで情報が得られないため、英語ができることで他のプログラマーと情報量の差をつけられます。
またプログラミング言語はもとは英語をベースにしているため、英単語の知識があれば言語を習得しやすいというメリットもあります。
経営スキル
プログラミングを依頼するクライアントは経営者である場合が多いため、経営に関する知識があることで経営者視点でプログラミングを考えられます。
特に法学・経済学・経営学系は経営に関することを理解しやすいでしょう。
経営に対する理解だけではなく、収益の上げ方や需要がある分野などを分析するのにも経営スキルが役立ちます。
文系出身でプログラマーに向いていない人の特徴
文系出身の人でもプログラマーとして活躍することは大いに可能ですが、なかには業務を苦痛に感じてしまう人もいます。
仕事を苦痛に感じてしまうような向いていない人の特徴を2つ紹介します。自分に当てはまるところがないか確認しながら参考にしてみてください。
数字そのものが苦手
数字が得意でなくてもプログラマーになることは可能ですが、数字そのものが苦手で見たくもないという人は向いていないかもしれません。
プログラミングにおいて高度な計算を求められることはありませんが、アルゴリズムの理解には数学的思考が必要になることもあります。
プログラムの処理をスムーズに理解できないと苦労する可能性があります。
四則計算などある程度の数学的知識は持っておいた方がよいでしょう。
根気がない
プログラマーになるには相当の勉強量が必要なため、知識を習得し続けていくための覚悟が必要です。
プログラマーはなったら終わりではなく、新しい情報や分野に沿って学び続ける職業です。
エラーやバグが生じると、原因を探るために何時間も費やすことがあります。根気強くエラーの原因を探して見つけ出すのです。
モチベーションを維持できず、根気がなくてすぐにやめてしまいがちな人は向いていない可能性があります。
膨大な知識量やトラブル時の対応にも、覚悟を持って粘り強く対応できる人が向いているといえます。
プログラマーは多くの企業で活躍している
プログラマーは、業界問わず多くの企業で活躍しています。まずはどんな企業でプログラマーが活躍しているのかをチェックしてみましょう。
プログラマーが活躍する企業について詳しく知りたい人は、実際に企業で働いている人の声を参考にするとよいです。
実際に働いている人の声を知ることで仕事内容や未経験者の割合なども知ることができます。
GeeklyReviewでは、各企業で働いている人の口コミや投稿を閲覧できるため、チェックしてみてください。
文系出身の強みを活かしてプログラマーを目指そう
プログラマーは理系出身だけに向いている職種ではなく、文系出身の人も多く活躍している職種です。
文系出身の強みである文章力・英語力・経営知識を上手く活かすことで、希少価値の高いプログラマーになれる可能性もあります。
勉強量は多いですが、需要が高い言語から習得する・インターンシップを活用するなどの工夫をすれば効率良くプログラミングの知識を身につけられます。
プログラマーを求人している企業をチェックして、「どんなプログラマーになりたいのか」「どの分野のプログラミングをしたいのか」を明確にしておきましょう。
プログラマーが活躍している企業一覧
GeeklyReviewでは、以下のようなプログラマーが活躍している企業をご覧いただけます。
この記事の監修者

ギークリーメディア編集部
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